池坊専明

  • 四十一世
  • 寛政5年(1793)生、元治元年(1864)没
  • 在位 文化12年(1815)〜文久元年(1861)

四十世専定の弟です。兄であり、師である専定の花を理論化、体系化しました。

池坊専明関連年表

寛政5年(1793)生誕
文化12年(1815)四十世専定隠退、六角堂住職と家元を継ぐ
文政5年(1822)継目御礼のため江戸へ下向
天保3年(1832)この頃から『生花株要記』の相伝が始まる
文久元年(1861)隠退
元治元年(1864)逝去

『生花株要記』

専明が記した生花の指導書です。この頃には池坊生花の型がほぼ固まり、現在に伝わる正風体の原型とも言えるものができあがっています。天才肌の専定に対し、専明はその感性を理論化することに優れていたことがこの書物からもわかります。この『生花株要記』は現在でも生花を学ぶ際に大切な参考書として研究対象となっています。