映画『空母いぶき』のいけばなを担当

5月24日より公開される映画『空母いぶき』の劇中で、佐藤浩市さんが演じる首相の執務室に飾られている花を生けさせていただきました。楽しい経験をさせていただけました。

生け込み中

いけばなはあくまで背景の一つなので作品そのものが映ることはありませんが、作品の中に使った椿をアップで映してくださっています。映るのはほんの数秒ですが、たったそれだけのシーンを撮るのにも実に多くの人が関わり、時間も丁寧にかけます。照明を決めたり、カメラの配置を決めたりで1時間ぐらいかけていたように思います。一つの作品を作ることの真剣さを感じました。

これだけの人が関わっています
椿のアップ。実際に映画で使われる予定です。

佐藤浩市さんはとても優しく、常に周りに気を配っていました。撮影の合間に、僕にも生けた花について話しかけてくださいました。とってもいい思い出です。

年末に試写会へ行ってきましたが、映画自体とても面白かったです。ハラハラドキドキのしっぱなしで退屈しません。映画館の大スクリーンと音響で見るべき映画だと思います。ぜひご覧ください。そして、エンドロールに僕の名前が出ますので最後まで席を立たないように。

映画『空母いぶき』公式サイト
https://kuboibuki.jp/