向日葵、姫水木、ピンポンマム、小菊、ヒペリカム
いけばなは自然に生育している植物の姿を元にしますが、決して自然の再現ではありません。写実的にいける場合もありますが、視点を変えてその植物の様々な魅力を引き出すのもいけばなの一つの見方です。
この作品では向日葵の花の部分に注目して、茎を見せずに顔が正面を向くような感じて構成しています。部分に焦点を当てるということもいけばなではよくあることなのです。姫水木もそれに合わせて自然の姿とは異なりますが、葉の面をはっきり見せるように構成しています。
夏の元気な雰囲気が出た楽しい作品になったと思います。