燕子花一色

立花正風体
燕子花、擬宝珠
立花正風体
燕子花、擬宝珠

『立華十九ヶ條』の内の一つ、燕子花一色を稽古しました。姿形や性質の異なる様々な種類の植物を取り合わせ、それらが調和するのが立花の特徴です。しかし、特殊な立て方として七つの一色物が伝わっています。燕子花一色はその中の一つです。

一口に燕子花一色と言っても長い歴史があり、時代によって少しずつ変わってきました。古典の世界ではどちらかというと花の美しさに焦点を当てて立てていましたが、現代では葉の美しさに重点を置くことが多いようです。また、花の本数も少なくなる傾向にあります。

初めての挑戦でしたが、一つづつ丁寧に取り組み大変美しく仕上がりました。よく頑張りましたね。