山茱萸(さんしゅゆ)

いけばな花材帳
山茱萸
山茱萸

可愛らしい黄色い花を付ける木です。枝の表面がかさかさした感じでどこか侘びた感じもあります。古い枝は屈曲が味わい深いものです。

山茱萸は春の花木の中でも特に好んで生けられます。枝振りが面白く、また撓める(枝の姿を整えるために曲げる技術のこと)ことが容易なので様々な姿に生けることができます。生花という様式を稽古するのに欠かせない花材です。

秋にはグミに似た赤い実を付けます。これもまた美しく、花材としても用いられます。「茱萸」とはグミのことで、実がグミに似ていることから山茱萸と名付けられたそうです。

日本の植物学の権威である牧野富太郎さんは山茱萸を「春黄金花」と名付けました。素敵な名前ですね。

山茱萸を使ったいけばな

生花正風体
山茱萸
生花正風体
山茱萸
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